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【乳児連れ】松本十帖(食事・施設編)

松本十帖宿泊記
目次

生後7ヶ月の娘を連れて松本十帖に泊まってみた

今回は2022年11月に、友人とお互い生後7,8ヶ月の子供を連れてママ娘旅行をしました!
実はオープン当初からずっと行ってみたかったホテルで、想像していたおしゃれなブックホテルとは良い意味でイメージと異なり、子連れファミリー旅行に全振りしたホテルであることが判明!
子連れこそ、赤ちゃん連れこそ、体験してみてほしいサービスの数々。
話題性抜群の最新ホテルを、赤ちゃん連れ目線で徹底レポートします!本編は、食事と各施設編です。

ブックストア

さて、ここからは松本十帖の目玉でもあります「ブックストア」についてご紹介していきます!

ブックストア詳細(公式サイトより)

店内は「本の道」「げんせん本箱」「オトナ本箱」「こども本箱」「三六七(367)」の5エリアに分かれています。選書の基準は「知らなかった世界に触れ合える本」。知識と興味の入り口になる写真集や画集、エッセイや入門書を中心に約1万冊を取り揃えています。選書は日本を代表するブックディレクターの幅允孝(はばよしたか)さん率いる『BACH』と、日本出版販売の選書チーム『ひらく』。それぞれのエリアでコンセプトも選書の詳細も異なります。ぜひ本の世界、新しい知の世界に溺れてください。

□ 赤いカーペットの先は、「靴を脱いで」ご利用ください。
□ ご宿泊のお客様はブックストア閉店後も自由にお過ごしいただけます。
□ 未会計の本の客室へのお持ちこみはご遠慮いただいております。ブックストアのエリア内でお楽しみください。
□ 1階フロント前(エレベーター横)の本棚にはコーヒーメーカーがあります。ご宿泊のお客様はいつでも無料でご利用いただけます。客室に備え付けてあるタンブラーをご利用ください。
□ 1階フロント横はバーとしても営業しています。チェックインから22時30分まで生ビールやクラフトビール、オリジナルのハードサイダー(シードル)、ワインなどをお楽しみいただけます。
□ トイレは「本の道」突き当たり手前を降りた「こども本箱」にあります(階段を降りて右、本箱の裏側)。基本的にジェンダーフリーなのでご理解とご協力をお願いします。

□ 設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE

本の道

フロントから奥へと続く「本の道」。「本から様々な流行を知る」ことをコンセプトに選書されています。現在のベストセラーだけでなく、過去のベストセラーから時代を振り返ったり、時代の流れを感じたり……。タイムマシンに乗るように、時代の走馬灯を眺めるように、「本の道」を歩いてみてください。本の道には松本本箱スタッフが厳選した雑誌も置かれています。一般書店とはまた違う雑誌のラインナップもお楽しみください。

□選書&ディレクション:BACH 幅允孝、ひらく

げんせん本箱

日本を代表する選書家でありブックディレクターの幅允孝さんが提案する、日本初の「エキシビション型書店」。エキシビションテーマは「新しい生活様式」。盛んに言われる「新しい生活様式」とは何なのか。本を構成することでその答えを問います。これから自分たちは何を目指せばいいのか、その答えが書棚に詰まっています。気軽に手にとれる本ばかりなのに、そこから伝わってくるメッセージはけっこう難解。温泉に浸かって頭を柔らかくしてからお越しください。

□選書&ディレクション:BACH 幅允孝

オトナ本箱(ブックバス)

「本に溺れる」をコンセプトにした「オトナ本箱」は、以前の大浴場を利用したブックバスです。「オトナの写真集」をテーマに、さまざまな色気のある写真集を選書しています。湯船に浸かりながら、寝転がりながら、ゆったりお過ごしください。ひとり(または2人で)本の世界に没頭したい時は、「オトナ本箱」手前にある「おこもり空間」へ。本棚の奥は個室空間。テーブル+電源が備え付けてあるブースもあります。混雑時は譲りあってご利用ください。

□選書:ひらく

こども本箱(ブックプール)

オトナ本箱の階下にあるのが「こども本箱」。同じく大浴場をリノベーションしたブックプールです。洗い場は迷路型の本棚に、浴槽はボールプールになっています。絵本がずらり2000冊。こどもはもちろん、オトナも童心に帰って絵本を楽しんでください。なおこども本箱にはベビーベッド付きのトイレのほか、2つの授乳室もあります。
※迷路型の本棚はこどもサイズです。オトナは狭くて頭や身体をぶつけるので、気をつけてご利用ください。
※こども本箱には監視員がいません。ボールプールに飛び込んだり、本棚の上に登ったりすると危険です。ご利用の際は必ず保護者同伴でお願いします。

□設計:自遊人
□選書:ひらく

松本十帖

「小柳」から「松本本箱」へ向かう道。若干紅葉も残っていて綺麗でした。

松本十帖
こちらが松本本箱
松本十帖

松本本箱の入り口。大きな暖簾がなんだかクールジャパン!って感じ(どんな?)。

松本十帖

中へ入ると、正面にはレストラン「三六七(367)」が。

松本十帖

この赤いコーナー部分が「松本本箱」のホテルフロントになります。

松本十帖

エントランスから既に面白そうな本がたくさん並んでいます…!

早速ゲートを潜って「本箱」の中へ入っていきたいと思います。

松本十帖

まず目に飛び込んでくるのは天井は配管剥き出しの、長い廊下「本の道」。その壁全てに本棚が設けられ、あらゆるジャンルの本が所狭しと並んでいます。

松本十帖

床や、所々壁がコンクリート剥き出しになっていてその無機質さがまた良い。

松本十帖

こちらは入り口すぐの雑誌コーナー。天井の赤色がアクセントになっています。

松本十帖

廊下側の木の扉や所々に置かれている畳面の腰掛けが、コンクリート×和という異質な組み合わせをオシャレな空間に仕立ててくれています。

松本十帖
テーマごとの書籍コーナーもあり
松本十帖

廊下の突き当たりには1人サイズの変わった椅子も。これは引きこもれるな…。

松本十帖

そしてその横には階段が。なんだか千と千尋みたいな雰囲気(伝われ)。

階段を上がっていくと・・

松本十帖

本棚がたくさん並んでいて、

松本十帖

よく見ると本棚の中に何やら入り口が…?

松本十帖

そう、なんと本棚の中に個室の読書スペースがあるんです!
なんだか忍者屋敷のような、隠れ家のような、大人でも子供心をくすぐられる空間でした。
4箇所ほど用意されていたのでそこまで取り合いにもならず、皆さん思い思いに読書を楽しんでいらっしゃいました。

松本十帖

そしてこの本箱は元々大浴場だったものを改装して利用しているので、所々にお風呂感があります。
例えば上記の写真は洗面スペースだったようで、洗面ボウルがそのまま残っています。

松本十帖

そしてこの奥に見える赤い暖簾には「オトナ本箱」と書いてあり、そこを潜ると…

松本十帖

そう、「松本本箱」を代表するブックバスがこちらにあります!みなさん絶対写真撮りましょう!必ず映えます(笑)
ちなみに天井は鏡なのでそこまで広くはないです、実はw

松本十帖

でもめちゃくちゃ雰囲気ありますよね。これぞまさに、松本本箱へやってきた!という絵です。
「オトナの本箱」に相応しく、オトナ向けの写真集が並んでいたりします。

松本十帖

明るめで撮るとこんな感じ。本当にそのまんまお風呂です。
この中で写真集を眺めるもよし、周りの床でゴロゴロとくつろぐもよし。色々な楽しみ方ができます。

さて、先程の階段を今度は降りてみましょう。

松本十帖
松本十帖

階段横の壁にも本がぎっしり。本に気を取られて転ばないように気をつけましょう。

松本十帖
次はどんな本が待っているんだろう?とワクワクする感じが良いですね
松本十帖

下のフロアには、今度は「こども本箱」があります。

松本十帖

暖簾をくぐるとすぐ、絵本の山が見えてきます…!すごい量の絵本。大人が大興奮(笑)

松本十帖

この空間も元はお風呂だったようで、洗い場がそのまま残されていたりするのも面白い。

松本十帖

そしてお風呂だったであろう場所には、なんとボールプールが。

松本十帖

これは子供も大喜び間違いなしです。絵本を読んで、飽きたらボールプールで遊んで、疲れたらまた絵本を読んで…。
子供にとっても天国のような場所ですよね。

松本十帖

またこのフロアには授乳室も用意されています。すごい。

松本十帖

調乳用のウォーターサーバーまで。こんな設備までちゃんと揃えてくれているのか、と感心してしまいました。

また夜(17時以降)は宿泊者しかこのブックストアに入館することができないのですが、19:00-22:00の間は無料でお酒とちょっとしたおつまみが提供されます。

松本十帖

ドリンクのラインナップはこんな感じでした。

・オリジナルシードルカクテル
・黒澤酒造 スピリッツ
・五一わいん 五一ブランデーVSOP
・宮坂醸造 真澄 柚子酒
・宮坂醸造 真澄 梅酒
・ノンアルコール 麹の甘酒

どれも意外とアルコール度数の強いお酒だったので、素直に甘酒を楽しみました(笑)とても美味しかったです!

松本十帖

おつまみはクッキーやナッツなどの乾き物でした。

松本十帖

夜はお酒片手に、普段は読まないような本との出会いを楽しむことができるこの上ない幸せな空間でした…💙
本好きにはとても1日じゃ足りないような内容になっています。ぜひ連泊で贅沢な時間を楽しんでみてください♪

温泉(外湯)

さて、松本十帖には実は客室のお風呂以外にも温泉があるのです。

[ 小柳之湯 ](公式サイトより)

15:00-翌11:00(宿泊者専用) 

「小柳」の由来は、「柳の湯」という上級武士の湯の隣にあった下級武士の湯、という意味。柳の湯は今も松本十帖のすぐ隣に残っていて、歴史を解説する立札もあります。そんな歴史に想いを馳せ、敷地の真ん中、正面入り口前に「小柳之湯」を復活させました。
脱衣所と半露天のシンプルな浴槽のみ。シャンプーやボディーソープは置いていません。湯船は源泉かけ流し。下級武士で賑わった頃の「小柳之湯」に思いを馳せてみてください。「柳の湯」があるのは、「小柳之湯」に浸かって庭方向の直線上。さらにその先には松本藩主の湯だったのが「枇杷の湯」があります。格式ある殿様の湯、そして上級武士の湯、下級武士の湯と一直線に並んでいる浅間温泉。「小柳之湯」前の広場あたりがいかに賑わっていたか、きっと想像できることでしょう。
ちなみに「柳の湯」は一般の方は入浴できませんが、「枇杷の湯」は日帰り温泉施設として開放されています。風情ある庭が、いかにも殿様の湯。ぜひ温泉めぐりもお楽しみください。
なお「小柳之湯」は貸し切り風呂ではありません。混雑時は3〜4人で譲り合ってご利用ください。

□ シャンプーやボディーソープは置いていません。
□ 洗面器にタオルを入れてお風呂に行くのが「浅間温泉スタイル」。客室にある木の湯桶にタオル等を入れて、お出かけください。(タオルのご用意はありません)
□ 一つだけあるシャワーで身体を流してからご入浴ください。
□客室の温泉は貯湯タンクを通していますが、『小柳之湯』は 源泉の引湯管から直接お湯を注いでいます。無色透明・無味無臭の浅間温泉ですが、微妙に異なる湯質の違いをお楽しみください。

松本十帖

「小柳」と「松本本箱」との間に「小柳之湯」はあります。

松本十帖

正面から見るとこんな感じで、ちょっとした雑貨屋さんのようなオシャレな見た目です。

松本十帖
ホテル「小柳」を背景に
松本十帖

夜は夜で、とても幻想的な雰囲気になります。

小柳之湯には洗い場やシャンプーなどは一切なく、荷物入れのロッカーとお風呂があるだけです。
浸かる前に体を流して温泉だけをただ楽しむ!という超シンプル外湯になっていますw
脱衣所もほぼないに等しいので、赤ちゃん連れで挑みましたがかなりハードル高かったです。
赤ちゃん連れは無理に入らなくても、お部屋のお風呂で十分かと思います!

松本十帖

こんな感じ。

松本十帖

大人4人も入ればいっぱいかな〜というサイズ感。外と繋がっているので露天風呂感があって気持ち良いです。

松本十帖

大人がサクッと楽しむにはちょうど良い温泉かなと思います。
冬は、脱衣所もほぼ外な感じなのでかなり寒いのを覚悟してください…!あとはお部屋に用意されている風呂桶を持っていくと便利ですよ♪

ショップ

小柳の一階には「浅間温泉商店」というショップがあります。

[浅間温泉商店 ](公式サイトより)

9:00-19:00 (外来利用可

ホテル「小柳」ロビー階には『浅間温泉商店』があります。品揃えのコンセプトは「生活を彩る雑貨や食品」。長野県内のものにこだわらず、良質な生活をもたらしてくれる器や雑貨などを取り揃えています。一部コーナーには松本や信州・長野の物産品や松本十帖オリジナル商品も。ぜひ滞在中にお立ち寄りください。

こちらのショップ、めちゃくちゃモノ選びのセンスが良くて思わずたくさん買い物してしまった…。

松本十帖

キッチン雑貨やオリジナルお味噌、食器や文房具などどれもホテルの雰囲気や嗜好にあった素材感重視の素敵なアイテムばかり。

松本十帖

別にここで買わなくても…とは思うんだけど、素敵な内装のお部屋やホテルで過ごしているとなんだか美意識というか「このインテリアいいなー」「この家具の配置真似したい!」といった模様替え欲が看過される筆者。
ついついフラワーベースやらグラスやら、色々買い込んでしまいました。

松本十帖

また、レジ前ではたくさんの種類のパンが販売されています。

[ ALPS BAKERY (アルプスベーカリー) ](公式サイトより)

10:00頃-19:00 (外来利用可、水曜・木曜休

『浅間温泉商店』の奥にはベーカリーがあります。実は信州・松本は醤油醸造で知られるように小麦の生産地として有名。「おやき」も小麦粉が原料です。今では貴重な信州産小麦粉ですが、『ALPS BAKERY』では、そんな信州産小麦粉をほぼ100%使用。営業日には毎日20〜30種類のパンを焼き上げています。ぜひ、帰りの車で、電車で、そして翌日の朝食用に、買ってくださいね。

我々もチェックアウトの日に、おやつ用にいくつかパンを購入して帰りました。
家で温め直していただきましたが、本当に美味しい!結構変わり種の惣菜パンもあって、食事系も甘い系も必ずお気に入りのパンが見つかると思います。

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